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店長の独り言

寿司屋とFP

実は私はFPの資格を持っている。(といっても、初歩的なレベルだが)
FPとはファイナンシャルプランナーという資格のことで、一家の「経済生活」のやりくりに関する知識やその知識を有する人のこと。
違う言い方をすると、どのようにお金を貯めるのか、使うのかの知識です。
一般的には、銀行員や保険のセールスマンが持っています。

正直、日本中を探しても、寿司屋でFPの資格を持っている人はほとんど居ないだろう。
本当は、寿司屋の売上に直結するような資格ではないから取得する必要はまったくないが、お店を経営していく上で知っていたほうが良い知識だったし、興味があったので試験を受けたわけである。
たとえば、皆さんは、
保険の契約内容について十分に知っているだろうか?
定期預金だけで老後の貯金はできるのだろうか?
もっと効率よく、借金を返資する方法はないのか?
などなど、誰にも当てはまる問題なのに、真剣に考えたり、調べているだろうか?
大きな金額のお金が動くのに、銀行や保険会社まかせになっているのが普通である。
私はいつも不安だった。本当にその選択が自分にとってベストか?
最も無駄がない契約だろうか?
こういった問題に対して、FPの知識は役立った。
少なくとも、今は自分の知識の中でベストに近い選択をしていると思っている。
(もちろん、新しい金融商品やこの瞬間の自分自身の環境が時々刻々と変化しているからベストな選択は無理だと思うが)
また、こんな使い方もできる。
保険や投信など金融商品の執拗な売り込みに対しても、「FPなので」といえば、きっぱりとお断りできる。
女将も「うちの家族にFPがいるので。。。」と言っているらしい。
日本では、お金の話は「汚らわしいもの」と考えられ、お金について学ぶ機会はなかったが、お金に振り回されないために、すべての人が少しは勉強をした方が良いと私は思う。