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店長の独り言

寿司屋の店長とトヨタの意外な関係

「意外な関係」第2弾です。
第1段は 「寿司屋の店長と銀行の支店長の意外な関係とは」でした。
私、カミングアウトします。実は以前、デンソーに勤めていました。
そう、トヨタ系の自動車部品メーカーのデンソーです。
できの悪い社員でしたが。(笑)

さて、そんなデンソーから学んで今のお店に活用していることがあります。
それは、あの「カンバン方式」、在庫最適化です。
他の寿司屋さんはどのように仕入れをしているか知りませんが、私は必ず、毎日、少しの量でも柳橋に仕入れに行きます。
だから、魚屋さんに「浜鮨さんは、毎日来て偉いですね」と言われるが、私にしてみれば、当たり前のことです。
なぜなら、毎日仕入れに行くことで、必要以上の在庫を持たず、最適化することで新鮮なネタを安定的に提供できるからです。
時として欠品や売り切れになることもあるが、お客さんに新鮮なネタを提供するには、毎日、仕入れに行くことは必須条件だと思う。

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店長の独り言

浜鮨のエジソン

当店には、いろいろなお客さんがいらっしゃる。
なかでも、私も参加している陶芸サークルの塾長はエジソンのような方だ。
本業は、ステンレスのパイプをスパッと切る機械を作っているのだが、日本の多くの方はこの技術を利用したもの使っている。
実はプリウス、アクア、フィット、デミオなど自動車の排ガス管をこの方の機械で切っているのだ。

そんな塾長に、私もビールストッパーなる機械を作ってもらった。
これは、生樽のビールがなくなると自動的に供給が止まる機械で、ビールのロスをなくすことができるのだ。

他にも、趣味で乗っていらっしゃるスポーツカーのパーツ

登り窯

普通はそういったものは作れません。
塾長はなんでも作れますね、と言ったら
「男の子以外はね」とおっしゃった。
そう、塾長には娘さんばかり3人いるのだ。
もし、このブログをお読みの方で、何か、こんな機械や部品を作って欲しいというものがあれば、一度、店長 竹川までご連絡ください。浜鮨のエジソンを紹介します。

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日本酒の会

10/22 「秋といえば、ひやおろし 2016」のご案内

今年もひやおろしの季節がやってきました。
説明の不要な方も多いともいますが、念のため説明をすると、ひやおろしとは、今年の冬に仕込んだ日本酒を、ひと夏熟成させた日本酒のことです。
私は個人的には一番好きなお酒です。
以前は、安価なひやおろしが多かったのですが、 最近は高級化しているのがちょっと残念です。
黒龍の本醸造 ひやおろし、好きだったのですが、 廃番になってしまいました。
でも、逆にいえば、高級化しているということは各蔵が力を入れているお酒とも言えますから、おいしい「ひやおろし」に期待ができます。
ということで、今年もやります。
「秋といえば、ひやおろし2016」
なお、10/22は「名古屋港 秋の花火」も開催しますので、 合わせておたのしみください。
・会場   浜鮨
・開催日  10月22日 土曜日  受付 6:00~
 開宴 午後6:30から9:00(終了)
・定員   24名  (定員に達し次第、申し込みを終了させて頂きます)
・参加費  5500円から6000円の予定
〔料理代4500円 + 酒代 参加人数割(一人1000円から1500円程度)〕
申し込み、お問い合わせは 店長 竹川まで  TEL 651-7491
なお、なごみの会は完全予約制ですので、事前に浜鮨にて
お申し込みください。当日はご予約の方のみの受付となります。
追伸
9/16をもって、「10/22 ひやおろし2016」は満席となりました。

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店長の独り言

回転すしと立食すしの違いとは

一言でいえば、人が握るか、機械が握るかの違いです。
当然コストも違いますが、もっと決定的に違うことがあります。
それは、すしの一体感とでも言うのでのでしょうか、ネタとシャリが一つになっていることです。
機械はシャリだけを形成し、ネタを後で乗せます。ですから極端な言い方をすれば、バラバラです。

でも、人が作る寿司はネタとシャリを一緒に握りこんでいくので、一体感が出るわけです。
これは、寿司を食べるときに違いがでます。
通常、すしはひっくり返してしょうゆをつけて食べるのですが、この時に一体感がないと、ネタとシャリがはがれてしまい、食べにくいのです。
よく回転すしで、ネタだけをはがして、しょうゆをつけ、再度シャリの上に戻して召し上がる方がいますが、これは非常にかっこ悪い食べ方なのです。

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店長の独り言

シャトルシェフは使える奴だ

皆さんはシャトルシェフをご存知だろうか?
こんな調理道具。

簡単に言うと保温ができる鍋だ。
この鍋があることによってガス台が一つ増えるのだ。と言うのも、一度加熱をして、保温ケースに入れておけば、そのまま熱さが持続し、ガス台に置いているのと同じ効果がある。
たとえば、大根を茹でる場合など、便利である。
さらに良い点は強火でぐつぐつと煮立てず、弱火でじっくりと加熱をする事ができる。だから、煮豆やかぼちゃを崩さずに煮込むことが可能だ。
また、沸騰に近い温度を長時間、維持可能なので、長い時間煮こむものには最適である。例えば、豚の角煮や牛すじの煮込みもじっくり味がしみ込む。
さらに、あえて沸騰させず、65度から70度で保温器に入れれば、温泉卵もできる。
一般家庭なら、シチューを煮込むのに、就業時間や睡眠時間を利用できたりする。つまり時間差調理ができてしまう。
ただ注意しなければいけないのは、そのまま放っておくと煮え過ぎてしまうから必ずタイマーと併用して時間を計って使用する必要がある。
是非一度、皆さんもお試しあれ。

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店長の独り言

コーミソースとスバリスト

当店のお客さんで、やさしい雰囲気のいかにも技術屋(理系)という感じの方がいる。
その方と仲良くなったきっかけは、スバルの車に乗っていらっしゃるのを見て、
「あの車ってどうですか?」と質問したことである。
ちょうど、車の買い替えを検討していた時で、その旨を話すと
「スバルいいですよ。アイサイトもすごくいいですよ。おススメです。」と熱っぽくおっしゃった。
実は、その方、熱狂的なスバリストだった。
免許を取って以降、ずっとスバル車に乗り続けているとのことである。
注) スバリストとは「素晴らしい人」という意味ではない。スバル(富士重工)の自動車をこよなく愛する人という意味である。

私も過去にスバル車を13年間乗っていたが、そこまでの筋金入りではなかったので、ホンダや三菱の車にも乗っていた。
でも、そんなにスバルが良いならと、定休日に試乗に行ったところ、すごく良い。
正直、衝撃を受けた。
何がよかったと言えば、「アイサイト」と呼ばれる半自動運転技術。
アクセルとブレーキを操作せずに車が加減速したことには驚きをこえて、感動した。
まさに「目」が付いているようで、前の車について走っていく。スバル車の進化をひしひしと感じた。
ただ、こんなスバル車も欠点がある。専門的に言えば、走行安定性を向上させるため、フルタイム4WDなので、燃費が悪い。
簡単に言うと、高性能がゆえに燃費がよくないのである。
いわば、コーミソースの「値段は高いが、いい味です」の車版で、「燃費は悪いが、いい性能です」という感じである。

文頭に紹介したお客さんがコーミソースの愛用者かどうかは確かではないが、スバル車とコーミソースには
共通する何かがあると思うのは私だけだろうか?

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店長の独り言

どうして日本酒の会をやっているのか?

一言で言えば、日本人として寿司屋として日本のお酒について、世の中に伝えて行かないといけないと思うからです。

以前は、大手酒造メーカーの日本酒しか知らず、当店でもそんなお酒しか置いておらず、正直、あまり好きではありませんでした。
でも、美味しい日本酒と出会ってからは、これこそが我々が売りたい日本酒であり、そういった日本酒と和食を世の中に伝えたいと思いました。
日本酒の会を始めたころは経験も少なく、どんな点をお伝えすべきか、わからりませんでした。
しかし、10年以上で計50回以上日本酒の会を開催し、普段の営業の中でも15種類以上の日本酒を常備し試飲もして(恐らく300種以上)、
皆さんにお勧めできる日本酒を選ぶことができるようになりました。
日本酒はお食事とともに飲んで頂くのが一番です。
それは酒蔵や酒屋さんだけではできません。
色々なお酒を少しずつ、お食事と共に楽しめるのが「日本酒の会」のいいところです。
当店では、色々なテーマで日本酒の会を開催しています。
なごみの会(ホームページより案内しています)
・みのはま会(近隣の方々へチラシで案内しています)
・仁志の会
メルマガ会員向け、安くておいしい酒を持ち寄って飲む会)
ぜひ参加をしてみてください。

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店長の独り言

スポーツ選手はもっと稼げ

寿司屋とは関係ない話だが、オリンピックを見ていて思った。

オリンピック選手は苦労の割に収入が少ないと思う。プロ選手と違って、収入元がたくさんあるわけではない。だからこそ、報奨金はもっとあるべきだ。
ただ、JOCなど払う側も限界があるわけで別の方法で報奨金を得ることを考えてもよいのではないか?
芸能人がやっているブログでのアフィリエイトはもちろん、QVCのテレビショッピングのようにリアルタイムでお客さんから買ってもらうシステムを活用して、オリンピックで頑張っている姿が映っている時に聴衆者からチャリティー(寄付)を受ける仕組みはどうだろうか?
頑張っている、その瞬間が彼らにとって一番価値が高い時なのだから、いかにしてマネタイズできるか考えるべきだと思う。
スポーツ選手の選手生命も短く稼げる時間もそれほど多くない。
だからこそ、頑張っている瞬間をみんなに見てもらい、寄付をしてもらう。そんな仕組みは必要だと思う。
 オリンピックはプロ選手の試合と違ってお金を払って見るのではない。アマチュアなのだから、あくまでも見る人が感動をしたから寄付をするということが大切だ。

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店長の独り言

SUSHI KUDASAI

当店にも時々、外国人のお客さんがいらっしゃる。

そんな時、「えっ、外国人が来ちゃったよ」と困った顔をするのは、私ではなく、日本のお客さんだったりする。
でも、ご心配なく。
当店には、英語のメニューもありますし、私も少しは英語がわかります。
また、彼らも食べ物屋に来るのだから、何かを食べたいか、飲みたいに決まっているわけです。
だから、何食べますか、何飲みますか、など飲食に関する英会話と自店の商品の英語訳を知っていれば、大丈夫なのです。
そして、もっと大事なことは、お互い一生懸命にコミュニケーションをすれば、なんとか通じると言うことです。文法とか単語とか関係ありません。
少々英語がわかるおかげで写真のように外国人の美女に囲まれたこともありました。(笑)

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店長の独り言

このお料理って美味しいですか?

どんな料理店も、こんな質問をされるとがっかりする。当店でも然りである。
この質問には問題というか、矛盾がある。

 料理店は美味しいと思って料理を提供している。
まずいと思う料理は出すはずがない。
だから、「この料理は美味しいですか?」と聞かれれば、「美味しいです」という。
 一方で、「美味しい」と感じるのは、人それぞれである。
つまり、いくらお店側が美味しいと思って提供しても、味というのは主観的なものだから、食べる人が美味しく感じなければ、美味しくないのである。
だから、お客さんの視点から答えれば、「それはお客さん次第です」と答えるしかない。
そんな中で、お店側がやれることは、自ら美味しいと思う料理を提供するだけである。
そして、その料理を美味しいと思ってくれるお客さんに来ていただくだけである。