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店長の独り言

あー、まずい、もう一杯。

このCMをご存じだろうか?

30年前に流行った青汁のCMである。
たしかに、この頃の青汁はまずかったし、選べなかった。
でも、最近はいろいろ出てきて逆にどれを買って良いのか、わからない。
そこで、私が人柱となって、いくつか青汁を飲み比べてみたので、ぜひ参考にしていただきたい。
正直なところ、青汁は美味しい飲み物ではない。
野菜の葉っぱの粉を水で割って飲んでも美味しいはずがない。
もし、水で割った青汁に美味しさを期待するなら他の添加物を入れないといけない。
そこで私は味も美味しく、なるべく健康に良いものを一緒に取ろうと思い、自分なりにいろいろ試してみた。
牛乳、飲むヨーグルト、豆乳、など。
その結果、牛乳か、豆乳で割るのが味もいい。飲むヨーグルトはイマイチだった。
結局、イソフラボンが豊富にとれるので、きな粉を加え、豆乳で割るという方法に落ち着いた。
さて、肝心の青汁だが、次のものを試した。

1、サントリー 極の青汁 30包入り
2、ヤクルト元気な畑 私の青汁 4g×30袋
3、カインズ 国産大麦若葉青汁
4、日本薬健 金の青汁 純国産大麦若葉 90包
これらを選んだ基準は、
国産大麦若葉を使用していること。
入手がしやすいこと。

それぞれの特徴は
1、サントリー
メリット
やはり、有名メーカーで材料などは安心できると思う。
また、通販の体制もしっかりしている。
抹茶も入って飲みやすい。
デメリット
値段が高い。一包100円以上なのが玉にキズ。
2、ヤクルト
メリット
有名メーカーで安心。味も標準的。まずいということはない。一包30円位。コスト的にも良い。
デメリット
 実は、この青汁、大麦若葉粉末じゃなくて大麦若葉エキスを粉末にしたもの。
エキスを粉末にして食物繊維を追加する製法というのを買ってから気づいた。
果汁100%のジュースの濃縮還元と同じような気がする。
3、カインズ
メリット
はちみつ入り。価格が安い。一包17円、原料も大麦若葉末でエキス由来ではない。
デメリット
信頼性が悪いとは思わないけど、大麦若葉粉末以外のものが結構入っていて内容物に少々不安あり。
はちみつの風味で、後味がいまいち。
4、金の青汁
メリット
100%青汁。つまり、原材料が大麦若葉粉末のみ。一包あたり30円位(購入量でさらに安くなる)
デメリット
溶けにくい。原料が大麦若葉だけなので、美味しくはない。
結論
個人的には、金の青汁が一番いいと思う。

まずいのは仕方がない。
溶けにくいのは、シェーカーで良く振れば溶ける。
余分なものが入っておらず、値段も安い。シンプル イズ ベスト。
以上、参考にどうぞ。なお、上記の味の感想などは個人的な主観によるものですので、その点はご了承ください。
ネットから購入しやすいように、アマゾンのリンクが張ってあります。

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うなぎLOVER

以前、「土用の丑は、うなぎを食べてはいけない!!」と書きました。
その理由も書きましたが、もうひとつ大きな理由があります。
そもそも土用の丑というのは、江戸時代、うなぎが売れない時期に平賀源内によって仕掛けられた宣伝広告であり、本当の旬ではないのです。

確かにスタミナたっぷりのうなぎは夏の食べ物として、いいのかもしれませんが、本当に美味しくなるのは秋から冬です。
なぜなら、うなぎは冬眠に備えて秋に脂がのるのです。
もちろん今は養殖のウナギがほとんどなのでこの限りではありませんが、養殖物でも秋にかけて脂が乗ることは事実です。
多くの人がうなぎの旬は夏と思い込んでいますが、本来の旬を知って、それを楽しむ人が本当の「うなぎLOVER」だと思います。

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扇風機の価値

もう夏が過ぎてしまったのに、扇風機の話題をするのは時代遅れというかタイミングを逃してると思われるだろう。
だが、敢えてこの時期に扇風機を話題にするのは訳がある。
シーズンオフになるため、安く買えるからだ。
さて、皆さんのお家には扇風機が何台あるだろうか?
またそれはどんな機種だろうか?
エアコンがあるから扇風機なんかいらないという方もいるだろう。
しかしながら、扇風機が1台あることによってエコで健康的な生活を送ることが可能だ。
エアコンと併用することで冷却効率(暖房効率)を高められる。
また、夜はエアコンなしで眠る事も可能だ。
冬も天井に溜まった暖かい空気を循環させて効率的だ。
裏技ではあるが、我々、寿司屋は扇風機でシャリを冷ますこともある。
そんな扇風機の価値というのは、強い風を出すことではない。
うちわで扇ぐような優しい風が無音で出ることが重要だ。
そんな風で眠りにおちるのは気分がいい。
昔は超微風というのが難しかった。しかし、今はDC モーターを使った省エネ微風が可能だ。
羽根も3枚ではなく、潜水艦のスクリューのように多枚数になり、ほぼ無音だ。

扇風機はそんなに頻繁に買うものではない商品だからこそ、ちょっと値段は高いかもしれないが、
ハイレベルなものを永く使った方が結局はお値打ちなると思う。
ちなみに私は日立の商品を使っています。

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日本酒の会開催「第3回みのはま会 ひやおろし2016」

 当店において、昨年の10月、今年の2月と、港栄町の美濃屋さんと共に日本酒の会を開催し、大変盛況のうちに終了しました。特に2月の会ではキャンセル待ちの方が多かったので、急きょ、追加開催したほどです。リピーターの方はもちろん、初めての方にも喜んでいただき、好評につき、第3回を開催します。
   今回のテーマは「ひやおろしを飲む」です。
 日本酒にとって秋というのは、「ひやおろし」が出荷される時期です。「ひやおろし」と言っても、おそらく多くの方がご存知ないでしょう。
日本酒は秋に収穫したお米を仕込み、翌年の春に新酒ができあがります。この春先に搾った新酒が原酒となって市場に出荷され始めます。
「ひやおろし」になるお酒は、あえて春先に出荷されず、暑い夏の間をひんやりとした蔵で眠って過ごし、熟成を深めます。ひと夏熟成させることで、新酒の荒々しさが消え、丸みのある酒質となるのです。
やがて秋風が吹き始めたら、いよいよ目覚めのときです。
程良く熟成したお酒は二度目の火入れをせずに「生詰」めし、出荷となります。その昔「冷や」のまま貯蔵用の大桶から木樽に「移(おろ)」して樽詰めしたことから「冷移(ひやおろし)」と呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。
豊穣の秋にふさわしい、旨味溢れる円熟の味わいが「ひやおろし」の魅力です。今回はその「ひやおろし」を楽しみたいと思います。
そこで、下記のとおり、「ひやおろしを飲む」会を開催します。
ご興味のある方も、初めての方も、奮ってご参加ください。
普段飲んでいる定番酒との違いを感じて頂きたいと思います。
・会場   浜鮨(入船1丁目7-30)
・開催日 11月 19日 土曜日  受付 6:15~
     (11/12は満席となり、追加開催です)
       開宴 午後6:30から9:00(終了)
・定員   24名  
・参加費  6000円 (前売り券 5500円)
◎なお、この「みのはま会」は完全予約制ですので、事前に浜鮨、または美濃屋にてお申し込みください。当日はご予約の方のみの受付となります。
 ◆お値打ちな前売り券をお勧めします。
申し込み、お問い合わせは
 浜鮨  店長 竹川 TEL 651-7491
 美濃屋 店長 三輪 TEL 654-2315

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魚の持ち込みはお断り

お客さんが釣った魚やもらった魚(タイとかハマチとか)をおろして欲しい、と店に持っくる、という話を同業者から時々聞く。

当店でも年に数回あるのだが基本的にはお断りしている。
ただ、どうしてもという場合は有料でおこなっている。
例えば、お医者さんに、ちょっと怪我をしたからといってタダで治療してもらうだろうか?
表現は大げさだが、基本的に同じことである。
 
 魚をおろすのは包丁とまな板だけで処理できるから簡単に思うかもしれないが、そこには技術やそれに見合った設備が必要なのだ。

やる気になれば、包丁もまな板もホームセンターや通販で売っているし、おろし方もユーチューブにあるのだから、仕上がりは悪いかもしれないが、自分でやることは可能だ。
一般の方向けおすすめ包丁(店長も持っています)

にもかかわらず、それを依頼するのは、すぐに食べれる状態とか、きれいに調理するとか、ウロコや内臓の後始末とか、ご自分で出来ないから依頼をするわけだ。
それこそが、飲食店として代金を頂いている仕事なのだ。
さらに、その対価を持ってきた魚で支払うというのは言語道断である。
使う予定のない魚、鮮度が落ちた魚をもらってもどうしようもない。
下手をすればゴミ箱に捨てるしかないのである。

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詰まる前に突っ込め

先日、排水の流れが悪くなった。
小麦粉や油かすなので下水が詰まりかけていたのだ。
そんな時はすぐに下水のパイプの中を高圧洗浄機で洗い流さないといけない。
もちろん業者に頼らず、自分でやる。
実は過去に2回パイプ詰まりに苦い経験がある。
1回目は自分で直すことができず、業者を呼んだらぼったくられた。
確か10万円以上取られたと思う。通常なら2万円位で済んだはずだ。
悔しかったのでそれ以降は高圧洗浄機を買って自分でやっていた。

パイプクリーニングホース

しかし、自分でできる事が災いとなって、今回のように詰まりかけても慌てずのんびり構えていたら、完璧に詰まってしまい、再度業者を真夜中に呼ぶ羽目になった。
(幸いこの時は知人の業者だったので安くやってくれたが)
そんなこともあり、下水の流れが悪くなったら、詰まる前に高圧洗浄機を突っ込まないといけない。
なんでもトラブルが大きくなる前に対応するのが大切だ。

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釣り堀をなめてはいけない

今日、お客さんから、「ブログ読んでるよ。最近は釣り行かないの?」と声をかけてもらった。
8/11に小アユを釣りに行って以来、御無沙汰だったが、昨日、姪と釣り堀に鯉を釣りに行ってきた。
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なんだ釣り堀か、と侮ることなかれ。
その釣り堀には、釣り人を熱くさせる仕組みがあるのだ。
今回は姪と一緒に行ったので、真剣にやっていないが、自分ひとりなら一心不乱に釣っていただろう。
レンタル竿をあるが、もちろん自前の釣り竿で勝負だ。

その仕組みとは、「釣った重量に応じて、キャッシュバックがある」というものだ。
1時間800円の入場料を払い、釣った魚を20円/kで買い取ってくれる。(上限は20k)
もし、上限の20kをつれば、400円で遊べるわけだ。
ちなみに、鯉の重量は0.5から1k位で平均値を0.7kとすると、約30匹を釣らないといけない。
つまり、2分で1匹のペースとなる。
餌を投入し、アタリを取り、魚を掛けて、取りこむという一連の作業を2分で繰り返さないといけない。
これは、相当ハードだ。
仮に、大きな魚がかかったら、取り込むのに時間がかかる。魚が暴れると針も外しにくい。
ちなみに、昨日の私は1時間50分やってキャッシュバックは300円だった。
私が中学生のころは、釣り堀もたくさんあったが、現在まで継続しているところはとても少ない。
レジャーの多様化で釣り堀経営は決して楽ではないのだ。そんな中でこの釣り堀は色々な工夫をして集客をしている。

私がこの釣り堀を知ってから25年くらい経つが、老若男女、コンスタントにお客さんが来ているのは本当にすごいと思う。

良かったら、近隣の方は行ってみてください。
有松フィッシュガーデン 052-624-1091
国道23号線 有松インターを降りてすぐ

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寿司屋とFP

実は私はFPの資格を持っている。(といっても、初歩的なレベルだが)
FPとはファイナンシャルプランナーという資格のことで、一家の「経済生活」のやりくりに関する知識やその知識を有する人のこと。
違う言い方をすると、どのようにお金を貯めるのか、使うのかの知識です。
一般的には、銀行員や保険のセールスマンが持っています。

正直、日本中を探しても、寿司屋でFPの資格を持っている人はほとんど居ないだろう。
本当は、寿司屋の売上に直結するような資格ではないから取得する必要はまったくないが、お店を経営していく上で知っていたほうが良い知識だったし、興味があったので試験を受けたわけである。
たとえば、皆さんは、
保険の契約内容について十分に知っているだろうか?
定期預金だけで老後の貯金はできるのだろうか?
もっと効率よく、借金を返資する方法はないのか?
などなど、誰にも当てはまる問題なのに、真剣に考えたり、調べているだろうか?
大きな金額のお金が動くのに、銀行や保険会社まかせになっているのが普通である。
私はいつも不安だった。本当にその選択が自分にとってベストか?
最も無駄がない契約だろうか?
こういった問題に対して、FPの知識は役立った。
少なくとも、今は自分の知識の中でベストに近い選択をしていると思っている。
(もちろん、新しい金融商品やこの瞬間の自分自身の環境が時々刻々と変化しているからベストな選択は無理だと思うが)
また、こんな使い方もできる。
保険や投信など金融商品の執拗な売り込みに対しても、「FPなので」といえば、きっぱりとお断りできる。
女将も「うちの家族にFPがいるので。。。」と言っているらしい。
日本では、お金の話は「汚らわしいもの」と考えられ、お金について学ぶ機会はなかったが、お金に振り回されないために、すべての人が少しは勉強をした方が良いと私は思う。

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冷やし中華、はじめました

「冷やし中華、はじめました」といっても、当店のことではない。
「冷やし中華、はじめました」というフレーズを考えてみるとあまり季節感がない中華料理の中で、これほど夏を感じさせるフレーズはなかなか見つからない。

中華料理店にこの張り紙がされると、夏が来たと感じる。
一方、和食ではどうだろうか?
食材に季節感があるので、季節ごとで献立が変わっていくのが当たり前で、この「冷やし中華、はじめました」に勝るようなフレーズはなかなか見つからない。
そんな中でも、和食だったら何だろうと考えてみると、秋なら「カキフライ始めました」となるだろう。
今年は、長雨の影響で少々粒が小さいのが玉にきずなのだが、秋の食材にカキははずせません。

ということで当店もカキフライ始めました。
良かったら食べに来てください。

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さて、問題です。カツオの旬はいつでしょう?

答えは、春と秋
年に2回あります。

カツオの移動(回遊)は、基本的には南北移動です。
春3-5月にかけて黒潮に乗って北上していき、常磐・三陸沖・北海道沖でUターンののちに秋に南下してきます。
目に青葉、山ほととぎす、初鰹
と春を詠んだ句に入っているのは北上する「登り鰹」のことです。
この時は、脂があまり乗っておらず、さっぱりとした味です。
一方、東北、北海道でUターンをした後、秋に捕れるカツオは「戻り鰹」と言われ、脂が乗ってもっちりとした味です。
今はちょうど、戻り鰹の時期でもっちりとした脂が乗った鰹が入荷しています。刺身、タタキはとても美味しいです。
また、カツオは生で食べるのはもちろん、鰹節にして使います。
鰹節からとっただし汁は日本料理においては基本中の基本の材料です。
和食と言うとマグロの刺身をイメージしますが、実はカツオの方が重要な食材といってもいいでしょう。
なお、鰹節にするには、脂があまり乗っていない方が良いので、春に捕れた鰹の方が上物とされています。